エリザベス女王杯過去のデータを眺めて見ていると気づく点があります。それは、連覇が多いという点。98,99のメジロドーベル、03, 04のアドマイヤグルーヴ、10, 11のスノーフェアリーと3頭も連覇を達成しているのです。あいにくメジロドーベル以前には連覇した競走馬がいませんでしたが、この17開催中6回が連覇されていると考えればラキシス連覇の芽も十分期待ができるのではないでしょうか?
それでも、ラキシス最近の不調を見ると連覇は期待できないでしょうとお思いの方に朗報です!先ほどあげた3頭のなかで初回優勝から連覇までの1年間の成績はスノーフェアリー、アドマイヤグルーヴが1勝ずつメジロドーベルは無勝利と、みな不調のなかで連覇を達成したのです。つまり、あいだの不調は関係なく、エリザベス女王杯に得意な馬がエリザベス女王杯を優勝するのです。
そうしてみたとき、ラキシスのエリザベス女王杯への適性の高さが見て取れることでしょう。昨年は優勝し、一昨年は2着でした。その他に京都では2015年の京都大賞典で4着、2014年の京都記念でも4着と微妙な着順にも見えますが、着目したいのは、京都で走ったラキシスに先着した牝馬はいないという点。
連覇が多い、調子よりもエリ女適正、ラキシスの京都との相性、以上3点から、ラキシスがエリザベス女王杯では活躍する可能性が非常に高いです。また宝塚記念以降は人気を裏切り続けており、徐々に人気も下がってきています。ここで秋華賞2着馬の上がり馬クイーンズリングやヌーヴォレコルト、期待の素質馬ルージュバックあたりが人気を吸ってくれると、馬券的にも割りと美味しいラキシスになるのではないでしょうか?