ルージュバックはこのまま無冠で終わるのか?

3歳馬は成長途上のこともあり、評価がごろごろと変わっていくのも面白い。クラシック開幕直前くらいは、ありとあらゆる競馬メディア、評論家などが今年最強の馬としてあげていたのがルージュバックでした。実際にデビューから3連勝で重賞まで制覇。2戦目では後の京成杯勝ち馬ベルーフを、きさらぎ賞ではポルトドートウィユ、オルフェの全弟アッシュゴールドといった強豪牡馬を相手取っての優勝ということもあり話題性抜群でしたが、気がつけば強豪牡馬軍団からアッシュゴールドが外され、ポルトドートウィユも怪我に泣いているとはいえ、怪我が発症する前から勝ちが遠のいていた始末、ベルーフも京成杯以降勝ちに恵まれず。そして迎えた桜花賞ではルージュバック圧倒的一番人気にして終わってみたら9着の惨敗。続くオークスでは2着と健闘してはいるものの、当時の空気からすると「クラシック一つも取れないなんてありえない」という感じでした。

そのまま、夏は休養し秋華賞・エリ女路線という話はあったものの、なんだかんだで復帰が遅れ、結局ぶっつけ本番でエリザベス女王杯まで来てしまいました。桜花賞以前の評判のままここへ来ていれば、古馬相手どるレースとは言えそれでも1番人気だったのではないかと思われる期待度でしたが、今回はどうなることでしょうか。

確かに勝ったレースを見るとルージュバック強いな、と思わされるのですが、桜花賞・オークスと見てみるとそこまで強く見えません。走った相手次第なのか、まだ未熟さ故の走力のばらつきが原因なのか、だとしたらエリザベス女王杯で強い方のルージュバックを見せることができたら、古馬相手でもそれが通用するのか?2連敗したとはいえ、未だ期待しているファンは多いことでしょう。どうなることか期待します。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です